おもに荷物の運搬を目的として走行する配送車両は、高速道路や街中、郊外や繁華街など、いたるところで見かける存在です。そんな配送車ですが、車体ボディも一般車よりも大きいため、車体ボディに広告を施せばとても目立つので高い宣伝効果を見込めますし、他の広告のように対象者が限定されるのではなく、移動することで不特定多数の多くの人々が広告を目にするというメリットも生じます。よって本来の目的である荷物の運搬と同時に、効果的な宣伝も実施することが可能となっています。それゆえに配送車両に広告を施す方法は人気も高いですが、車体ボディにペイントで広告を施すとなると、手間も時間も人件費もかさみ、そうなると当然コストも高くなるので、実行するには二の足を踏むケースも多い傾向にありました。

けれどもそのようなネックになる部分を克服し、最近では配送車両に広告を施しやすくなってきています。それはラッピング施工を利用するといった方法で、専用シートにコンピューターで広告を施し、そのシートで車体ボディをラッピングするという方法です。これならばペイントと比較すると手間も時間もかからず、コストを抑えることもできます。さらにラッピングだとペイントよりも風雨や傷などの劣化に強いといったメリットもありますし、コンピューターで広告を描くので、複雑な模様や色合い調節、カラーグラデーションの表現なども簡単に実現可能です。

あとは役目を終えた際もシートを剥がすだけで元通りなのでペイントよりも実施しやすく、利用者も増加傾向にあります。